就職活動ってどんなことをするの?(2)
選考への応募・試験について

就職活動って実際にはどんなことをするの?(3)

就職活動って実際にはどんなことをするの?(2)

選考への応募

「この企業に入って働きたい!」そう思える企業が見つかったら、選考試験に応募することになります。
企業の選考方法は様々ですが、皆さんのように新卒採用枠で応募する学生のために、ほとんどの企業で採用ホームページを準備して丁寧な案内がされています。

・試験日程
・会場
・試験内容(筆記試験、面接、グループディスカッション、など)
・応募方法
・提出書類

特に提出書類については注意が必要です。
いわゆるエントリーシートと呼ばれる書類は、履歴書と似ていますが、企業独自の書式もあり準備するのに時間がかかります。エントリーシートを省略したり、複数企業に共通してWEBで提出できる場合もあるため、応募の際は十分確認してください。

選考への応募

選考試験での面接は?

面接は書類選考、筆記試験、などの一次審査を通過した後に行われることが一般的です。
選考試験の一つなので企業が皆さんを選考するのですが、応募する企業をよく理解するための場でもあり、また自分のことを企業の担当者の方に理解していただくための場でもあります。
予想できる質問もある場合は事前に準備して落ちついて臨みましょう。
緊張するとは思いますが、むやみに自分をよく見せようとする必要はありません。なるべく自分自身を理解してもらうように努めましょう。

ここでは面接の注意事項をお伝えします。

事前準備/服装・身だしなみ

ある時期になると紺や黒、グレーのリクルートスーツに身を包み、企業を訪問する学生を見かけたことがあるかもしれませんね。
就職活動生の一般的なスタイルです。
特にこれでなくてはいけない、というわけではありませんし、今でもオフィスカジュアルで、私服で、という企業も増えています。
試験を受ける社風に合った服装を選びましょう。会社説明会のときに社員の服装をみて研究しておくことをおすすめします。
大切なのは清潔感です。

ヘアスタイルも同様です。ロングヘアの方はまとめたり、お辞儀した際に髪が落ちてこないようセットしましょう。
アクセサリ、派手なお化粧、強い香水は控えた方が無難です。

事前準備/面接練習

大学のキャリアセンターや新卒ハローワーク、ジョブカフェ、当社のような就職情報サイトのイベントなどで模擬面接のプログラムがあります。
本番は緊張するので緊張した時の自分を認識しておくことも大事です。

面接官は学生の皆さんが緊張していることは十分理解していますが、質問した内容に適した応答ができるよう、事前に予測できる下記のような質問などは答える練習をしておきましょう。

・なぜ日本に留学したのですか?専攻はなんですか?
・なぜ日本で働きたいのですか?
・当社のどのようなところに興味を持ちましたか?
・当社では、どんな仕事をしたいですか?
・学生時代、力を入れた活動は何ですか?
・他に応募している企業がありますか?

選考試験での面接

当日の注意点

受付

当日は受付時間をよく確認し、遅くても10分前までには到着するようにしましょう。
受付では大学名、氏名を元気よく伝えます。建物に入るところから試験は始まっている、と思ってください。
携帯電話の電源は切っておくことをおすすめします。
控室を案内されたら「ありがとうございます」のお礼を忘れずに。

控室

私語を慎み、静かに待ちましょう。
名前を呼ばれたら「ハイ」と元気よく返事をします。

入室

ドアを2~3回ノック

面接官が「どうぞ」と言ったら、「失礼いたします」と言ってからドアを開け入室

椅子のそばに立って大学名、氏名を述べ「よろしくお願いします」と一礼

「どうぞお座りください」と面接官に言われたら静かに着席。
この時、背もたれに寄りかからないように注意します。荷物を持っていたら椅子の横の床に置きましょう。

面接中

姿勢に気を付けましょう。猫背にならないよう背筋をのばして、面接官の口元あたりに視線を向けます。
応答は明るい表情で、はきはきと分かりやすくしましょう。

面接官からの質問にはあまり長くならず端的に答えた方が好印象です。
結論から先の述べ、わかりやすいようにまとめます。
また、分からない質問には知ったかぶりして答えてはいけません。「申し訳ありませんが分かりません」と素直に答えましょう。

「何か質問ありますか?」

多くの面接官が最後にする質問です。
面接中のこと、企業研究中に分からなかったことがあればここで質問します。
ただし、ホームページに掲載してあることや、説明会で説明した内容は聞くべきではありません。

退室

椅子から立ち荷物を持って、本日のお礼を述べ、丁寧に一礼します。
面接室を出る際はドアを開けて廊下に出て、ドアを閉める際に改めて一礼します。

帰り

忘れ物のないよう帰宅します。