インターンシップのポイント
インターンシップとは・・・?
「学生が一定期間、企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度」がインターンシップです。年々、インターンシップ参加学生が増えており、またインターンシップ制度を導入する企業も増加しています。
どのようなことをするの?
インターンシップの期間は、企業やプログラムの目的によってさまざまです。数日の短期間のものから、1カ月以上の長期間で行うものまであります。
実際に職場で業務の体験をしたり、社員との座談会や社内見学を行い、企業や業界・仕事について学ぶことができるプログラムや、グループワークなどを通じて事業の課題解決の提案をするプログラムなどがあります。
また、ここ数年は1日間で行われる「オープンカンパニー」が増えています。1日だけ?と思うかもしれませんが、企業は多くのことが学べるようにプログラムを工夫して開催しているので、1日でも貴重な体験になると思います。
約9割の学生が参加!
キャリタス就活の調査によると、昨年は約9割の先輩たちがインターンシップに参加し、インターンシップを実施する企業も8割近くとなっております。
インターンシップに参加すると選考・内定直結という訳ではありませんが、先輩たちの就活アンケートや企業アンケートによると、インターンシップに参加した学生が、その企業から内定を得たということは多いようです。
インターンシップにより、学生はその企業のリアルな姿が分かり、入社して働きたいと感じることが多く、また企業側は、インターンシップで実際に出会った学生さんが自社に合うかどうか見極めやすくなるからだと考えられます。
ただ、面接の際にはインターンシップによって何を学んだかを話せる必要があるでしょう。
先輩たちがインターンシップに参加した時期は?
キャリタス就活の調査によると、初めてインターンシップに参加した時期は大学3年生の8月が最も多く、7月〜9月を合計すると54.0%になり、
夏の参加が過半数に上ります。次に多いのが12月・2月です。
夏休み・冬休み・春休みやその前後を活用してインターンシップに参加した先輩たちが多いようです。
インターンシップの開催日程が決まっている企業や、常にインターンシップの募集をしている企業など様々のため、気になる企業のインターンシップ情報はこまめにチェックしましょう!
▼しずキャリでインターンシップ開催企業を探す
https://sizcari.jp/portal/orientation/search
インターンシップ情報を探した時期は?
キャリタス就活の調査によると、インターンシップに関する情報(募集企業)を具体的に探し始めた時期は、3年生の「6月」が3割を超え集中しています。
さらに、よく探していた時期(複数回答)は、「6月」と「7月」が4割台後半に上り、8〜9月の夏休み中に開催されるプログラムを探す学生が多かったことがうかがえます。
一方で、「12月」まで2割以上を示すなど、⻑く情報収集を⾏っていた様⼦も⾒て取れます。オープンカンパニーなど短期間のプログラムだけでなく、冬休みや春休みに開催される⻑期インターンシップを引き続き探す先輩たちも一定数いたようです。
企業によっては、早期からインターンシップの情報を公開したり、申し込みを開始したりするところもあります。早めに準備を始めましょう。
募集人数が限られているインターンシップもありますので、お申込みはお早めに。
就活先輩に聞いた!
インターンシップに参加するメリットは?
■インターンシップで社員の方と話したり、仕事の様子を見学したりしたことで、視野を広げることに繋がりました。
■企業の話が聞けるだけでなく、業界の流れを知ることができたり、社員交流会で働いている人の生の声を聞くことができたことです。
■業界のことや仕事内容を学ぶことができたので面接で話がしやすく、特にインターンシップに参加した話で面接官の方と盛り上がりました。
■グループワークのあるインターンシップに参加したおかげで、採用試験にグループディスカッションがあっても、緊張せずに話し合うことができました。
企業で実際に就労体験することで、入社した後に自分が働く姿をイメージしやすくなり、選んだ業種・企業が自分に合っているのか確かめることができ、ミスマッチを防ぐメリットがあります。
また、早期から志望企業の担当者に名前と顔を覚えてもらえ、インターンシップで得た情報は志望動機づくりや面接にも役立ちます。
事前に準備しておくこと
企業に訪問し、仕事を実際に行う場合もありますので、その会社のことをほとんど知らなかった・・・、ということがないよう、前もって企業ホームページやしずキャリで企業情報を頭に入れておきましょう。 また、遅刻・欠席などが絶対にないように、体調を万全に整え、会社までのルートを調べておきましょう。
心構え
インターンシップ参加者の立場は、学生ではなく、社会人と同じです。
インターンシップの目的を確認し、「教えてもらう」という受身の姿勢ではなく、積極的に参加するという気持ちを忘れずに参加するようにしましょう。
企業はチームプレーです。自分で考えて行動することは大切ですが、勝手に判断して行動することは許されません。「担当者が忙しそうで聞けない」と尻込みせず、分からないことや、判断に困ることは、必ず聞いて確認する癖をつけましょう。
後々の選考の際の自分のアピールポイントを見つけるべく、実りあるインターンシップ体験になるよう、自分なりに努力しましょう。
申込みについて
しずキャリでインターンシップの申込を受け付けている企業のページや、希望の企業サイトをマメにチェックしたり、学校の先生や就職課で聞いてみましょう。 また、就職課の先生が学生の希望に応じて振り当ててくれる学校もあるようです。就職課の先生に自分の希望を伝えておくとともに、常に足を運び、情報を得るようにしておきましょう。希望の企業がある場合は、直接人事課に問い合わせてみるのも良いでしょう。